2024年6月の一カ月間に閉店・休業するパチンコホールは(28日時点において確認されているだけで)約50店舗に上る。5月中に閉店したホールが35軒ほどだったことを思えば、かなり多い数といえるだろう。
そもそもパチンコ店の閉店は1月・5月・8月に集中するのが一般的だ。「正月休み」「GW商戦」「お盆期間」といった書き入れ時を過ぎてから店を閉めるということ。
実際に去年の閉店数は1月が81軒で最も多く、次いで8月の75軒、5月の69軒と続いていたものである。ちなみに去年の6月は28軒となっていて、12月に次ぐ少なさだった。
つまり従来であれば6月はパチンコ店が最も閉店しない時期と言っても過言ではないはず。それが今年は5月よりも6月の閉店数が多いという異常事態である。
これはもちろん新紙幣の影響が最も大きいところだ。対応には多額の設備投資がかかるため、これを機会に店を閉めようと考えるホールが出てくるのも当然か。ちなみに一説には「全国で営業中のホールの内、700店舗以上が新紙幣対応をまともに行わないのではないか」という話も聞かれるほど。
むろん真偽の程は分からないが、7月以降も同じ理由で閉店を選択するパチンコ店がまだまだ出てくることは間違いなさそう。
今年に入って徐々に落ち着いてきたかのように思えたパチンコ店の閉店ラッシュ。ここにきて再び加速しつつある。6500軒のパチンコ店は年内にどこまで減ることになるのか。引き続き動向を注視したい。
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マルハンが潰れるまで続きます
良いことです。