行動経済学の基礎理論に「プロスペクト理論」がある。人間は同じ期待値でも状況や条件によって非合理な行動をすることがあるというもの。
問1「あなたはどちらを選びますか? 確実に900ドルもらえる。または90%の確率で1000ドルもらえる」。問2「あなたはどちらを選びますか? 確実に900ドル失う。または90%の確率で1000ドル失う」。
研究によれば、問1では多くがリスクを回避し確実に900ドルもらえる方を選んだ。そして問2では大勢がギャンブルを選択しリスク追求に走った。期待値は同じなのに(『ファスト&スロー』ダニエル・カーネマン著)。
つまり得する時と損する時では人は異なる意思決定の仕方をする。「損失を避けたいと思うあまり、合理的ではない選択をしてしまう」と。損失を回避するためならとんでもなく低い確率でも賭けてしまうのだ。当たる確率の非常に低い宝くじがよく例にあげられる。
負けが混むと逆転の一発に賭ける意欲が増してかえってどツボにはまるのはよくある心理状態。お客にお金がない時には厳しい営業で丸裸にする、と以前有能と言われる店長が言っていた。「そういうお客は給料日のあとに必ずまた勝ちに来てくれる」。負けるお客こそ。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋
現在の優秀な店長とは昔とは全く真逆です。
感情は排除し、客の欲求や満足度も全て排除。
常に売上を上昇させる事を良しとし、客数減でもお構いなし。
店が潰れても他業種へ移行するだけなので特に痛手も無し。
店を潰した店長は売上を取る事に関しては優秀なので他店舗から引く手あまたの人材。
え、その1台の生涯稼動に対して客が根本的に勝てないから意味無し。
例えば、ディスクアップのような台なら、その1台の生涯稼動に対してビタ押し成功率100%の人達で回したら万年設定1でも客は勝てるから。要は、根本的に勝てるかだけ。出来るできない出来ないではなく、可能かどうかだけ。可能ではないから客は離れた。