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パチンコ業界6位の「延田」グループは再び拡大路線へ向かうのか、繫忙期を前に屋号変更オープンを進める【パチンコ狂の詩】

延田エンタープライズ」グループは大阪を基盤として全国でパチンコホールを展開する有力チェーンである。主に「123」の屋号にて計66店舗を営業中。(なお、ここではツイン店舗についてもそれぞれ1軒ずつカウントしている点にご留意頂きたい。)

その内訳は東京都(2店舗)、神奈川県(1店舗)、滋賀県(2店舗)、大阪府(28店舗)、兵庫県(9店舗)、奈良県(3店舗)、和歌山県(6店舗)、岡山県(5店舗)、徳島県(5店舗)、高知県(2店舗)、福岡県(1店舗)、そして熊本県(2店舗)だ。1店舗あたりの平均設置台数は766台と小規模ホールから超巨艦店まで多肢に渡っている。

継続的な新規出店により着実にその勢力を拡大してきた同社。2020年2月には熊本県で当時2店舗目となる『123山鹿店』のグランドオープンを果たし、その時点で経営ホール数は実に80店舗となっていた。

このまま100店舗の大台に向かって突き進むかと思われていたが、直後からのコロナ禍等によりパチンコ業界全体が暗転。同グループにおいても一旦は既存店の整理を余儀なくされた。

2020年だけで閉鎖ホールは10軒を数えるなど、結局2023年までの4年間における閉店数は20軒ほどに上っている。

それでも近年では再び既存店の取得に力を入れ始めている様相がうかがえ、2022年8月には『K-POWERS大安寺店』を事業承継。また昨年10月には『エンターテイメントオメガ湖南』を傘下に収めるなど、再び拡大傾向を見せ始めていた。

こうして傘下に収めた既存店については、タイミングを見計らって「123」へと屋号変更オープンを行っている最中だ。なお、以下はコロナ禍以降における同グループのグランドオープン案件をまとめたものである。

■コロナ禍以降の「延田」グループにおけるグランドオープン案件一覧

オープン時期 区分 店舗名 旧屋号 住所 パチンコ スロット 総台数
2020年2月 新規(閉店済) 123山鹿店 熊本県山鹿市 480台 386台 866台
2020年7月 屋号変更 123笹塚店 パーラー風羅巴 東京都渋谷区 225台 266台 491台
2020年8月 屋号変更 123宝塚店 スーパーラッキー800 兵庫県宝塚市 504台 288台 792台
2021年12月 居抜き 123水島店 ゲットゲットミズシマ 岡山県倉敷市 432台 368台 800台
2023年8月 屋号変更 123宝塚インター店 ラッキー1番宝塚店 兵庫県宝塚市 130台 74台 204台
2024年4月 屋号変更 123ライト新市街店 つかさ新市街店 熊本県熊本市 358台 205台 563台
2024年4月 屋号変更 123+N湖南店 エンターテイメントオメガ湖南 滋賀県湖南市 579台 532台 1,111台
2024年7月 居抜き 123大安寺店 K-POWERS大安寺店 奈良県奈良市 406台 402台 808台
2024年7月 M&A取得 YOOUNG DE BLANC三上店 滋賀県野洲市 374台 194台 568台
2024年8月 屋号変更 123明石店 ラッキー1番明石店 兵庫県明石市 288台 160台 448台

こうしてみると、本年に入って動きが活発になってきた様子がよく分かる。GW前には『123ライト新市街店』と『123+N湖南店』の2店舗をオープンさせた。

更にお盆商戦に向けても引き続き屋号変更オープンの動きが進んでいて、『123大安寺店』が先日7月25日に奈良市内最大ホールとしてグランドオープンを果たしたばかり。

そして8月1日(木)には『ラッキー1番明石店』が『123明石店』として生まれ変わるなど、繁忙期を前に既存店のテコ入れ施策に余念がない。

加えて兵庫県神戸市でも『123フェニックスプラザ長田店』と『123+Nフェニックスプラザ摩耶店』2件のオープン案件が控えているため、まだまだ同社の動向は気に掛けておきたいところだろう。

現時点で(経営ホール数の観点からは)パチンコ業界6位のポジションに位置しているが、今後更なる拡大路線に入っていくのかどうか、引き続き注目したい企業である。


コメント:1件 コメントを書く

  1. 123は客に対する設備とか充実してる感覚がない。
    どの店も古臭いし台間狭いし。
    ヨンドブラン取得したけどバイパス開通で側道になるの分かってるのに正気か?

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