このほど発表された、パチスロにおける新たな遊技性「ボーナストリガー(BT)」。
噂自体はちょいと前から出ていましたが、思ったより早く発表された印象。詳しい内容は色々なところで触れられていますので、ザックリとした解説と、BTによって期待されるゲーム性なんかを個人的な願望(妄想)と共に紹介したいと思います。
ノーマルタイプを救いたい
まずBTの導入経緯ですが、パチスロはスマスロが好調な反面、そのほとんどがAT機で、どうにもヒット機が出づらいノーマルタイプのシェアを広げたいというところ。
AT機は人気だが、いかんせん荒すぎて打てない。とはいえ、ノーマルタイプはノーマルタイプで5号機と比べて出玉感もないしで面白くない、結果、打つ台が無いとホールから足が遠のいたという人も多いはず。そういうユーザーの離脱を食い止めたい、遊技性の幅を広げたいというのがこのBTの導入経緯。まぁノーマルタイプでも「ジャグラー」シリーズは人気ですけどね、逆に言えばジャグラーくらいしか選択肢が無いというか。
「ノーマルタイプを救って」とはユーザーから散々、叫ばれていましたが、ついにノーマルタイプが日の目を浴びるかもしれない。現状のノーマルタイプとAT機の中間くらいをイメージしているようですね。
ボーナス終了後に遊技枚数を固定
BTは正式名称「規定数固定機能」といい、ボーナス終了後に規定数(3枚掛け、2枚掛けなどの遊技枚数)が2枚や1枚に固定され、ボーナス確率などが変わるわけ。
規定数が固定されるんだったらゲーム性の幅が狭まるのでは、と思うかもしれないけど実は全く逆。勝手に変えられなくなる分、2枚掛けや1枚掛け時はボーナスの高確率状態、みたいなことができるようになるんです。
ちなみにこのBT搭載機に関しては、AT(指示機能)やRTを搭載することはできないみたい。
あと、連チャンゾーン中は普段とベット枚数が変わるわけですから、「2枚掛けになってる!連チャンゾーン中じゃん!」というように、連チャンゾーンを拾った報告が増えかも(時間が無くて捨てる人や気づかず捨てる人も最初はでそう)。まあ、新規ユーザーを増やそうという取り組みの一環なので、知らないと損するみたいなことはないようになってると思いますが。
BTは「技術上の規格解釈基準」が変更されたことによって搭載できるようになった機能で、遊技機規則はそのまま。なので、出玉率やボーナス払い出し枚数は変わっていません。
どんな台が出てくるのか今から楽しみ
・ボーナス獲得枚数が増える
最初に思いつくのはこれ。BB終了後、ボーナス高確率に移行してボーナスが連チャン、結果300枚以上獲得できる、みたいな感じ。
・出玉トリガーとして搭載
めちゃくちゃ低い確率で成立するプレミアムボーナス(バー揃い)を搭載し、終了後は期待値〇〇〇〇枚の連チャンゾーンに移行する、とかは全然アリかなと。基本、夢が無いのがノーマルタイプだが、「夢のあるノーマルタイプ」ができたりして。
・バトルボーナスとかも作れそう?
BT発動でRB連チャンがスタート、BBを引くまでひたすらバトルボーナスが続くという初代「北斗の拳」のようなゲーム性も可能なのでは?
これらは全て私の妄想。今までも「リプパン機」や「ゼロボ」などユーザーがアッと驚くような仕様の機械を生み出してきたこの業界。今回も思ってもみなかったような機械がきっと出てくるはずで、それが今から楽しみです。
ノーマルタイプ好きが望んだ方向とはちょっと違う気がする…なんて思う人もいるかもしれませんが、その辺ももしかしたら改善されるかもしれないし、とにかく今後に期待しましょう。
獲得枚数ヘボいままボーナス後に高確率つけるならATの疑似ボでやればいいじゃん。ボーナス引いたら確実に当たるわけでもない高確率区間で追加投資強制されるとかそれノーマル機の遊技性じゃないだろ
そんなにジャンキー増やしたいのかこの業界は。