米の2合パックが静かなブームに、パチンコ店の賞品としても面白い【寄稿コラム】

米市場に静かなブームがおきている。その主役は2合パック。従来米はキロ単位で売られていた。米は合換算なのでキロ換算で売られていると米が余ってしまう。その解消のために900グラム(6合)の販売もあるが、用途の広さから一気に2合パックへシフトしている。

一つは今夏の米騒動の影響だ。多くの人に売るために小分けにした2合パックが出来たのだろう。あるスーパーでは3種類の2合パックが売られていたもの。価格は3から4百円ほど。使い切りなので品質が劣化しなかったり、帰宅時に持ち帰りが楽だったりとメリットも多い。

主な購入者は若い女性や中年男性だとか。単身世帯だろうか。全種類買う人もおり、普及は消費者に「色々な米を食べたい」という需要も新たに喚起出来ている。

こうした2合パックの成功はパチンコでも賞品が増えることを意味する。賞品交換で少し高級なブランド米の2合パックを端玉賞品にするなど、多様な賞品群の一つとして加えてみるのも面白い。「魚沼産こしひかり」や「ミルキークイーン」などブランド米と交換しやすいのも賞品交換の特徴だ。

むろんパチンコ店自体の「小分け」「多様性」などのコンセプトもまた、新たな顧客層の開拓につながる可能性として考えたいものである。


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