市場が大きく転換するときには企業の統廃合が行われる、パチンコ業界も例外ではない【我市場的瑣末主義】

「ホンダと日産が経営統合へ」というネットのニュース速報。日産の苦境を伝えるニュースがここ数日続いていた。市場の成長が鈍化し技術革新などで大きく転換するときには企業の統廃合がほぼすべての業界で行われる。鉄鋼や資源などの重厚長大はじめ電気や自動車そして流通業でも。

パチンコ業界も例外ではない。パチンコ・パチスロメーカーの統廃合は今後さらに拍車がかかり、ホールにおいても同様だろう。ホンダと日産を業界に敷衍すれば、たとえばマルハンやダイナム、あるいはキコーナ、ガイア、Dステーション、123などの上位大手ホール同士が統合するイメージか。

ホールをグループ別に店舗数や売上で並べると、100店以上に超大手2社とキコーナの計3社。50~100店にDステなど4社が並び、50店以下に全国各地を群雄割拠する豪族のような企業が散在する。

経営店舗がどこもすべて優良店というわけにもいかない。店の切り売りや吸収合併は今後も続く。塵が固まって星が生まれたように、今は小さい企業でも固まって次第に大きな塊になるか。

M&Aで取引先が失われる、とある販社が悲鳴を上げていた。統合では取引業者も統合される。あらゆる産業界が経験した道ではある。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋

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コメント一覧 (1件)

  • 強者になるための合併はあるでしょうね。中小店舗は機歴販売、抱き合わせの弱者である一方、大手は立場が逆転するため、割引販売まで受けられます。

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