皆さんは、レトロなパチンコ・パチスロを楽しめるゲームセンター「タンポポ」をご存じでしょうか?
この施設は、東京の西多摩地区にあるJR青梅線「福生駅」近く、米軍横田基地の近隣に位置しています。かつては同じ屋号で営業していた老舗の遊技場でしたが、数年前に営業を終了。その後、昭和から平成のパチンコ店の雰囲気を再現したゲームセンターとして新たにスタートしました。ここでは当時のパチンコ・パチスロ台を実際にプレイすることが可能です。
一昨年、この「タンポポ」がテレビ番組「ドキュメント72時間」で取り上げられると、一気に注目を集めるようになりました。特に土日祝日や連休になると、開店時間の10時にはすでに半数以上の台が稼働するほどの盛況ぶり。場合によっては入場制限がかかることもあるほどの人気スポットとなっています。
この「タンポポ」を仕掛けたのは、埼玉県幸手市のパチンコ店『チャレンジャー幸手店』でYouTube活動も行うオーナーの「ひげ紳士」さんです。ひげさんは同店以外にも、レトロなパチスロが楽しめる「神田センター」を手掛けています。これらの3店舗すべてに必ず顔を出している姿からも、本当にパチンコ・パチスロ、またホールの現場がお好きなことが伝わってきます。
そんな「タンポポ」では、2024年12月5日から2週間限定で「三共祭り」が開催されました。これは、老舗パチンコメーカー「三共(SANKYO)」とのコラボ企画で、メーカーの全面協力のもと、同メーカーの過去の名機20台をジャックするという内容でした。
私は初日の12月5日と15日に参加しました。初日は平日にもかかわらず、開店前の9時半にはすでに20人近くが並び、15日の日曜日には33人が列を作っていました。さらに、14日土曜日にはなんと55人もの待ち列ができ、設置台数の半数以上を超える大盛況だったそうです。これほど多くのユーザーがこの「三共祭り」に期待し、注目していたことがよくわかります。
実際に参加して感じたのは、いつもの「タンポポ」の和やかな雰囲気がそのまま保たれていたことです。集まった方々は、かつて通常のパチンコ店で打ち込んでいた思い入れのある台を予算を気にせずに楽しむことができ、満足そうな表情を浮かべていました。ゲームセンターとはいえ真剣な表情で遊ばれている方もいれば、懐かしさに笑顔になっていたりと皆さんとても楽しく満足なさっている様子を垣間見ることができました。
私は希望していたすべての機種を打つことはできませんでしたが、満足のいく時間を過ごせました。プレイを終えたときの達成感は大きく、時間が経つのがあっという間でした。「タンポポ」に来ると、いつも昼食を取る時間さえ惜しく感じるほど集中してしまいます。
今回の「三共祭り」は本当に素晴らしいイベントでした。ぜひ、他のメーカーとのコラボも実現してほしいものです。
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