朝の抽選を勝ち取らないと打つ気になれない、これではパチンコファンが増えるとは思えない【寄稿コラム】

昔は友人らと「連れパチ」に行くこともあったがここ数年は全くない。皆それぞれ打つのをすっぱりヤメたわけではないが、わざわざ連れで行く意味もないと気づいてしまった。

皆で打って「トータルで勝ったら豪遊しようぜ」とはならず、そもそも打つための予算でそのまま遊んだほうが楽しいよな、と。朝イチに誰かが良番を引けば自分は付き合ってＡタイプなり甘デジなりで時間を潰す、なんて遊び方も今や厳しい。

だからといって低貸玉で打てばいいわけではなく、連れで打っているのだからせめて多少は勝負になるものを打ちたい。しかし今やその「多少勝負できそうな機械」がないのだ。

皆それをわかっているので連れで行ったところで楽しめるはずもない。そもそもパチンコというものは１台をシェアして楽しむことが難しい。かつてはペアシートだとか連れパチコーナーだの色々試していたが結果は御存知の通り。

連れパチと言っても大抵は店で各々打ちたい台を打つほうが圧倒的。連れパチを増やしたいと言われても、一人だろうが複数人だろうが必要なのは気軽に入って打って遊べる環境。抽選を勝ち取らないと打つ気にならない現環境でファンが増えるとは思えない。