トリックスターズ・アレアグループ（ヒノマル）

「トリックスターズ・アレアグループ」は東京都を中心にパチンコホールを店舗展開するチェーン企業である。経営店舗は主に「ヒノマル」の屋号を冠しており計２９店舗を運営。その内訳は東京都（１２店舗）、神奈川県（５店舗）、千葉県（６店舗）、愛媛県（５店舗）、そして広島県（１店舗）だ。

１店舗あたりの平均設置台数は約４１７台と駅前型小規模ホール中心という店舗構成である。総じて立地条件に秀でており、収益性の高い店舗が多いのも特徴的といえよう。堅実な企業グループという印象だ。そんな中で、首都圏では同社最大規模を誇る『ヒノマル江古田店』（６６６台）辺りが名実ともに旗艦店舗と評せるだろう。同店は顧客から高い支持を集める優良ホールである。

なお、もともとグループ会社であったスタートラクトにて愛媛県の「パワーステーション」５店舗も実質的に運営しており、現在ではＨＰ上でも経営ホールとして記載されている。ちなみに愛媛県松山市に店舗を構える『パワーステーション小栗店』は１００１台の巨艦ホールとなっている点も付記しておきたい。

また、２０２０年に同族会社である「ヒノックス」が整理されたことを受けて、同社が運営していた千葉県の６店舗を事業承継。既に新体制の元、リニューアルオープンして新たな船出と相成っている。ただし、もともと屋号自体が同じ「日の丸（ＨＩＮＯＭＡＲＵ）」であったことも含めて、改装オープンした際にもパッと見では違いが分からないほど。簡易改装でのリスタートとなっていた。それでも『ヒノマル五井店』（４６９台）などは競争環境にも恵まれており、比較的堅調な集客状況をみせている。

更に、２０２１年８月には『ムサシホール』『スロットムサシ』の２店舗をグループ化していて、ますます規模を拡大中だ。２０２１年１０月１日にはスロット館が一足早く営業を開始。続いて２０２１年１１月３０日には『ヒノマルパチンコ新城店』がグランドオープンを果たしている。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２０年１１月：『ヒノマル荻窪店』
（２０２１年１２月８日記載）