「ジョイパックグループ」は茨城県を中心にパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。全て「ビックマーチ」の屋号にて計２４店舗を運営。その内訳は茨城県（１４店舗）、栃木県（６店舗）、群馬県（３店舗）、そして千葉県（１店舗）だ。１店舗あたりの平均台数は約６９９台で小規模ホールから大型店まで多肢に渡っており、１０００台を超える巨艦ホールも２軒運営している。文字通り茨城県を代表するチェーン企業の一つと評してよいだろう。

２０１８年には新築巨艦ホールとなる『ビックマーチ西川田店』をグランドオープン。同社では初の１０００台超え店舗として注目を集めたものだ。翌２０１９年には『パーラーニューフェイス茨城総本店』跡へ『ビックマーチ日立店』の居抜き出店も果たしている。また、２０２０年には『麗都真岡店』（栃木県小山市）を事業承継しており、その後『ビックマーチ真岡店』として再出発済み。年間１軒のペースでスクラップ＆ビルドを推し進めるなど、堅実な経営スタイルが見て取れる企業グループである。

また、２０２１年１２月には千葉県習志野市にて『ビックマーチ東習志野店』の新築オープンを果たした。同社の千葉県初進出ホールとなり、遊技機の総設置台数は１３０６台、千葉県内の最大規模となっている。遊技環境も抜群であり、競合店舗と比較しても十分な優位性を持っていると評してよいだろう。業界最大手の千葉県旗艦店を標榜している『マルハン習志野店』や、超優良企業の旗艦店となる『やすだ幕張店』などとの集客競争を注視したいところである。

なお、Ｍ＆Ａにより取得した『ベガスベガス栃木店』については屋号変更の上でグランドオープンを準備中となっている。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２０年　４月：『ビックマーチとよさと店』（茨城県２８０台）
２０２１年　４月：『ビックマーチ幕田店』（栃木県４００台）
２０２２年　５月：『石岡キング』（茨城県１７７台）
２０２２年　８月：『キング２』（茨城県３４６台）
２０２２年１１月：『ビックマーチワン那珂店』（茨城県３３４台）
（２０２３年１２月１日記載）