「ＮＥＸＵＳ（ネクサス）グループ」は群馬県高崎市に本社を構える言わずと知れた有力チェーンである。経営店舗は全て「Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ」の屋号を冠しており計６７店舗を運営。その内訳は群馬県（１６店舗）、長崎県（８店舗）、埼玉県（８店舗）、千葉県（６店舗）、神奈川県（３店舗）、東京都（５店舗）、福岡県（７店舗）、宮崎県（４店舗）、大分県（２店舗）、宮城県（２店舗）、茨城県（２店舗）、兵庫県（２店舗）、新潟県（１店舗）、そして長野県（１店舗）だ。

２０１７年末には「Ｐ- ＺＯＮＥ」１３店舗の営業を引き継いで大きな話題となったことはいまだ記憶に新しいところだろう。同じく２０１７年には『Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ利府店』をグランドオープンして宮城県に初進出も果たすなど、着実にその勢力を拡大してきた。そんな同社が『メガガイア上越店』を事業承継したのが２０１９年のこと。グランドオープンからまだ２年程度しか経過していなかったこともあり、このニュースは驚きをもって伝えられたものだ。その後、オープン準備中に従業員がコロナ感染するなど不運にも見舞われたものの、２０２０年９月に満を持してグランドオープンと相成っていた。新潟県内で最大規模の設置台数を誇る同店。Ｄステとしては初進出となる地域だ。

更に、２０２０年１０月には『アビバ上田秋和店』（長野県）を傘下に収め、２０２０年末にオープンを果たしていた。なお、２０２１年に入っても『パーラーパトリオットＭ錦糸町店』（東京都）を事業承継していて、ＧＷ前の２０２１年４月末に６０店舗目としてグランドオープンを果たしたばかり。優良法人故に注目度は常に高い企業グループである。

また、アスリートへの支援を積極的に行うことでも知られており、代表の星野氏が経験者ということもあって２０１９年には「ＮＥＸＵＳフェンシングクラブ」も設立。所属選手である見延氏が東京オリンピック「エペ団体」で金メダルを獲得した際には、報奨金１億円をサプライズで贈ったことでも大きな話題となっていた。

２０２２年３月には『Ｓｕｐｅｒ　Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ新開地店』をグランドオープンした。同店は阪神電鉄「新開地」駅前に立地しており、元々営業していた「ラウンドワン新開地店」を改装して営業をスタート。総台数は１００８台で、周辺では最大規模のパチンコ店としてオープンを果たしている。

そして２０２２年７月には『Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ中間店』と『Ｓｕｐｅｒ　Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ飯塚店』を同時に居抜き出店し、さらに８月には『Ｓｕｐｅｒ　Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ日向店』のオープンで宮崎県へも初進出を果たしている。

更に２０２３年には株式会社湖月が運営してきたパチンコホール６店舗の内５軒を事業承継するなど、その勢いに陰りは見られない。最も注目すべきパチンコ企業と評しても過言ではないはずだ。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２２年　２月：『Ｓｕｐｅｒ　Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ海老名店』（神奈川県１０００台）
２０２２年　８月：『Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ前橋南店』（群馬県５１１台）
２０２２年１０月：『Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ高崎店』（群馬県６３３台）
２０２２年１０月：『Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ利府店』（宮城県６７８台）
２０２３年　１月：『Ｄ’ｓｔａｔｉｏｎ八千代店』（千葉県７４３台）
（２０２３年１２月１日記載）