「ひぐちグループ」は長崎県を中心にパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。経営店舗は全て「まるみつ」の屋号を冠しており計２２店舗を運営。その内訳は長崎県（１３店舗）、鹿児島県（３店舗）、熊本県（２店舗）、福岡県（１店舗）、佐賀県（１店舗）、大分県（１店舗）、そして宮崎県（１店舗）だ。１店舗あたりの平均設置台数は５７５台で、小規模ホールから大型店まで多肢に渡る。なお、１０００台を超える巨艦ホールも１件運営しており、『まるみつ浜線店』は熊本地震後に更地から建て直されて２０１７年にグランドオープンした店舗だ。

同社は１９５８年にパチンコ事業を開始した老舗企業で、業界内におけるパイオニア的な存在といっても過言ではない。ホールコンピューターシステムを開発製造していたことでも知られており、そこから得られる営業データの詳細についていち早く分析に取り組んでいたものだ。そんな同社の分析手法は、今でも「営業計数」の基礎として多くの方に活用されている。ホール経営に関するノウハウを確立した草分け的な存在とも言い換えられるだろう。

なお、２０２０年１０月には『まるみつ浦上店』などで火災が発生。その影響で、同店と『ニューまるみつ店』が閉店することとなったニュースも驚きをもって伝えられたものである。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２０年　６月：『さくら１・１』
２０２０年１０月：『まるみつニュー店』
２０２０年１０月：『まるみつ浦上店』
２０２０年１１月：『まるみつ佐世保２号店』
（２０２１年９月２０日記載）