セガサミーホールディングスは6日、2018年3月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
第3四半期(2017年4月1日~12月31日)の経営成績(累計)は、売上高2608億400万円(対前年同四半期増減率マイナス8.7%)、営業利益256億2300万円(同マイナス26.9%)、経常利益243億1500万円(同マイナス31.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益137億5400万円(同マイナス62.3%)となり、減収減益となった。
遊技機事業においては規則改正を受けて下期以降の販売スケジュールを見直したことにより、タイトル数・販売台数が減少。第3四半期に販売した主要タイトルはパチンコが「ぱちんこCR蒼天の拳 天羅」、パチスロが2018年に稼働開始したグループ初の5.9号機となる「パチスロコードギアス反逆のルルーシュR2 C.C.ver.」の一部先行納品分のみとなった。第3四半期までの累計販売台数はパチンコが5タイトルで12万9778台(前年同期比1万8674台増)、パチスロが8タイトル7万5590台(同9万4237台減)。
セグメント別では遊技機事業が売上高954億9900万円(対前年同期比マイナス20.2%)、営業利益151億7900万円(同マイナス41.4%)と大幅なマイナスとなったのに対し、エンタテインメントコンテンツ事業はデジタルゲーム分野などで運営を受託している「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」などが堅調に推移。結果、売上高1579億4400万円(同プラス1.6%)、営業利益172億7900万円(同プラス12.3%)となっている。
また第4四半期においては、規則改正前に許認可を取得した機械の販売を進めるとともに、規則改正を踏まえた新たな自主規制に対応した機械の開発を進めていくとし、前出の「パチスロコードギアスR2 C.C.ver.」や「パチスロ戦場のヴァルキュリア」などの販売を実施。なお2018年3月期通期連結業績予想については、今後の販売状況等を見極める必要があることから、現時点での変更はないとしている。
[2018年2月15日・日刊遊技情報]