希望の党の大西健介衆議院議員は20日、衆議院予算委員会のカジノ合法化議論に伴う依存問題に関する質疑の中で、カジノに設置されるスロットマシーンとパチスロ機との違いについて質問した。
回答に立った小此木国家公安委員会委員長は、「我が国のカジノにどのようなものが設置されるかは現時点では明らかでないが、外国の例によれば一般にカジノに設置されているスロットマシーンは現金を得るか失うかというものと承知している。一方、パチンコ営業における回胴式遊技機を用いた遊技は、風営適正化法に基づき、現金または有価証券を賞品として提供することが禁止されており、こうした規制の範囲内で許可を受けて営まれるパチンコ営業は、賭博罪に該当しない」と回答した。
また大西議員は、「たとえカジノが10カ所できたとしても、それより大きい市場であるパチンコを野放しにしているのはいびつだ」とし、依存問題では一緒に規制するべきだと主張。それに対し安倍晋三首相は、「依存問題については、同じという指摘があることは承知している。対策をしっかり整えていくことが重要」と答弁した。
[2018年2月23日・日刊遊技情報]