アミュゼクスアライアンスは3月29日、都内港区の三田NNホールにおいてセミナーを開催した。
第1部では、上総税理士法人の半谷英治代表社員が2018年度の税制改正(案)でパチンコ業界にも関係する点の解説とその対策について講義。「改正案が通ると2020年からの適用となる。目玉は給与所得控除と、公的年金控除と基礎控除の3つの見直しだけ」として、給与所得控除と公的年金控除はそれぞれ10万円下がる一方で、基礎控除は10万円上がると解説。その結果、ほとんどの個人の所得課税は変わらないという。ただし高額所得者は合計所得が2400万円を超えると段階的に基礎控除額が減額し、2500万円を超えた時点で基礎控除額がなくなるという。そのため「高額所得者は実質的に増税となる。企業のオーナーなどは役員報酬の計画を考慮したほうが良いかもしれない」とアドバイスを行った。
第2部では、人事コンサル星事務所の星昌宏所長が70年ぶりの労働基準法大改正で「働き方改革」が加速したことを受けて、労働基準法の改正ポイントや「働き方改革」の概要を解説した。
[2018年4月9日・日刊遊技情報]