ハイライツ・エンタテインメントは20日、東京都台東区の同社上野第1ビルにおいてパチンコ、パチスロ最新型ICユニット「MALINA(マリナ)」のプレス向け発表会を開いた。
同ユニットは、操作の容易さを追求し、4・3インチ大型液晶タッチパネルを搭載したほか、異なる貸玉料金間での貯玉・再プレイを実現する相互乗入れ機能や、自在な貸玉設定(外税対応)など、ホール運営の様々なニーズに対応する充実の機能を搭載。また、新規則施行により近い将来、市場投入が見込まれる管理遊技機に対応している点も本製品の特徴で、ホール側が管理遊技機を導入した際には、ユニット(玉貸機)の一部の部品交換を行うのみで対応(継続使用)可能となっている。
ユニットはパチンコ用玉貸機4タイプ、パチスロ用メダル貸機6タイプの計10タイプをラインナップ。各台計数機能の有無や、紙幣搬送式か紙幣ストック式など、ホール側の運営方針に合わせたタイプの選択が可能となっている。
発表会で同社営業本部の金森宏 常務執行役員副本部長は「パチンコは認証協のユニットなのでランニングコストは一本あたり108円だが、パチスロは一切かからないため、コスト面でのメリットは非常に高い。従来製品との最大の変更点は管理遊技機に対応したこと。パチンココーナーに本製品を入れて頂き、その後、一部のパチンココーナーに管理遊技機を導入された際にも、ビジターカードも会員カードも対応しているので、移動が可能だ」と製品をアピールした。
冒頭、挨拶を行った齊藤慶取締役副社長は同社の今後の動向にも触れ「当社は2つの主軸事業としてパチスロ機の開発・販売と、前身である旧アイ電子時代から手掛けている周辺機器の開発・販売を行っている。今回発表するマリナは、ハイライツとして初のICユニットで、業界初となる管理遊技機への対応・変更が可能となっている。もう一つの主軸事業であるパチスロは、5・9号機は2機種程度販売を行う計画で、6号機も情報収集しながら慎重に開発を進めている。厳しい環境下だが、少しでもホール様、ユーザー様の期待に応えられるよう製品を開発、供給していきたい」と話した。
[2018年4月24日・日刊遊技情報]