SANKYOはこのほど2018年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の連結経営成績は、売上高862億2000万円(対前期増減率プラス5.9%)、営業利益101億8100万円(同プラス101.2%)、経常利益113億1900万円(同プラス195.35%)、当期純利益55億5000万円(同プラス212.2%)だった。
パチンコ機関連事業は、売上高672億円(対前期比プラス11.1%)、営業利益145億円(同プラス40.1%)、販売台数17万1000台となっており、前期の11タイトルを上回る15タイトルを投入した。特に2017年8月に発売した「CRF戦姫絶唱シンフォギア」がロングランヒットとなったことがグループのブランド力向上につながり、売上、損益ともに回復基調となったとしている。
パチスロ機関連事業は、売上高111億円(対前期比マイナス15.6%)、営業利益1億円(前期は2億円の営業損失)、販売台数2万9000台だった。パチスロは6タイトルを投入したものの、規制変更の影響等によりホールが新台購入に慎重姿勢を示したことから、低調な販売結果となった。
補給機器関連事業は、ホールの新規出店が低調に推移したが、売上高72億円(対前期比プラス0.6%)、営業利益4億円(同プラス35.9%)となっている
今後の見通しとしては、旧規則機の販売と並行して新規則機の型式申請を積極的に行い、市場投入を目指すとした。来期の販売台数はパチンコ20万5000台、パチスロ3万9000台を計画する。
併せて発表された2019年3月期の連結業績予想は、売上高900億円(対前期増減率プラス4.4%)、営業利益120億円(同プラス17.9%)、経常利益130億円(同プラス14.8%)、純利益90億円(同プラス62.1%)を見込む。
[2018年5月24日・日刊遊技情報]