山梨県遊技業協同組合は5月31日、山梨県甲府市の甲府富士屋ホテルにおいて第51回通常総会を開催。委任状含む33名が出席し、全議案が滞りなく承認可決された。任期満了に伴う役員改選では、今年2月に西村前理事長の後任として就任した星野謙理事長を再任した。
冒頭、星野理事長は「パチンコ業界では、のめり込み対策を最重要課題として、当県遊協においても各ホールで作成する折込チラシにのめり込み防止の標語を継続掲載し、また昨年度中に安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習会を87名が受講し、各ホールに1名以上配置したところである。一方で、遊技機の入替費用が大きな経営負担となって、廃業の道を選択するホールが相次ぎ、当県においても記録が残っている昭和45年以降最少の65軒となった。厳しい経営状況が続いているが、我々は先人が築き上げてきたパチンコを次世代に引き継いでいかなければならない」と挨拶した。
行政講話では、山梨県警生活安全企画課許認可管理室の上野直室長が登壇。上野室長は、パチンコ営業のさらなる適正化に向け、依存防止対策、射幸性の抑制、不正改造の絶無などの取り組みを要望。その上で「パチンコ業界は縮小傾向にあるとはいえ、なおも多くの方が参加している娯楽産業。問題は山積しているが、依存防止対策を引き続き最優先課題として位置づけ、業界が一丸となって対応して頂きたい」と述べた。
総会では議事に先立ち、退任役員へ感謝状を贈呈したほか、県下の福祉施設等に対し寄付金目録の贈呈式が行われた。
[2018年6月6日・日刊遊技情報]