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日遊協が総会 ~行政講話で依存防止対策など8点を要請

日本遊技関連事業協会(日遊協)は7日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京において第29回通常総会を開催。議案審議では任期満了に伴う役員改選が行われ、庄司孝輝会長が再任された。

 

冒頭で挨拶を行った庄司会長は、のめり込みや依存問題対策等の大きな節目になるとして、「今年の大きな課題として、新規則機でどうファンを増やすかが重要。低射幸性でバラエティに富んだ遊技機に期待している。新規則機やちょいパチなどより多くのカテゴリの機械が登場するのはホール、業界にとっても喜ばしい」と述べた。

 

また、警察庁生活安全局保安課の山田好孝課長が行政講話を行い、業界の健全化を推進する上で特に必要なこととして、①「ぱちんこへの依存防止対策について」、②「射幸性の抑制に向けた取組みについて」、③「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の問題について」、④「遊技機の不正改造の絶無について」、⑤「遊技機の流通における業務の健全化について」、⑥「ぱちんこ営業の賞品に関する問題について」、⑦「広告・宣伝の健全化の徹底について」、⑧「ぱちんこ営業所における置き引き対策について」、の8項目を要請。特に依存問題対策については業界で危機意識を共有し、的確な対応を迅速に行う必要があるとして、取組みの推進を要請した。

 

また、規則改正によりぱちんこ遊技機に「設定」機能が認められたことから、不正行為となる「くぎ曲げ」の抑制に資する為、改正を踏まえてもなお行われる「くぎ曲げ」はとりわけ厳しく取締り等を行う必要があると注意。射幸性抑制に向けた取組みについても、全日遊連が決議した「高射幸性回胴遊技機の削減目標」に触れ、「取組みを逃れる為の増台行為」や「減少傾向に努めることの徹底」について、「業界が自主的に実施すると決めたことが実施できない、また、取組みの趣旨を蔑ろにするような行為がみられるという状況では、ぱちんこが国民の大衆娯楽として受け入れられることは難しい」と、取組みの徹底を促した。

 

総会では併せて第7回遊技機アワードの表彰式を開催。2017年導入で「幅広く遊技客から支持を得たと思われる機種」を業界団体等からの投票によって選考したもので、最優秀賞はパチンコがSANKYOの「CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア」、パチスロは大都の「押忍!番長3/A5」が選出された。

 

[2018年6月14日・日刊遊技情報]

 

日本遊技関連事業協会(日遊協)
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