遊技機運送事業協同組合連合会(遊運協)は13日、東京都荒川区のホテルラングウッドにおいて、第15回通常総会を開催。組合員46名中委任状を含む32名が出席する中、全議案滞りなく承認可決し、任期満了に伴う役員改選では栗原真理事長を再任した。
議案審議に先立ち、挨拶に立った栗原真理事長は「カジノ実施法案、ギャンブル等依存症対策法案が成立しようとしている中、新台出荷が毎年20%ずつ減少している中での規則改正が行われた。遊技業界は一丸となって国民から愛される大衆娯楽としての位置づけを明確にし、さらに環境を構築しているところ。運送業界に目を向けると、遊技機運送事業協同組合連合会の設立から早2年半が経過した。遊運連は引き続き、行政・業界団体との協議、運用面での確認を行っている」と現状を説明し、総会の慎重審議を促した。
総会終了後の懇親会には、警察庁生活安全局保安課の小清水徹係長が山田好孝課長の祝辞を代読。小清水係長は「貴連合会におかれては、遊技機の流通過程において不正改造事犯が発生するなど、遊技機流通におけるセキュリティの確保が喫緊の課題となる中、遊技機の運送に関するセキュリティを確保すべく、力を尽くしていただいているものと承知している。遊技機流通の健全化は、ぱちんこ営業の健全化の根幹をなすものであると共に、ぱちんこへの依存防止対策を進める上での欠かすことのできないものであり、まさに皆様方の業務の在り方がそのステージを大きく左右するもの。依存防止対策を含めたぱちんこ営業の健全化については、私共にとっても重要課題のひとつでありこれに向けた施策をより一層推進していきたい」と述べ、組合員に理解と協力を求めた。
[2018年6月20日・日刊遊技情報]