パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)は8月23日、東京都千代田区のTKPガーデンプレミアム神保町において第17期第1回臨時社員総会及び第65回PCSA公開勉強会を開催した。
総会では、この日までに出来上がった「PCSA法律ハンドブック2018」「PCSAチャレンジブック2019」「PCSAデータベース2018」について、それぞれの担当者が内容を報告した。
このうち、「PCSA法律ハンドブック2018」は総会後の公開勉強で、同書を監修した三堀清弁護士が「法律ハンドブックでは、164件の豊富な事例を紹介し、ホール現場で働く人が日々直面している諸問題や疑問に対して回答するような内容。本の構成は従来通り、概説書とハウツー本と資料集という3つの側面を併せもった形式とし、どのようなレベルの人でも活用できるよう配慮した」とポイントを語った。
また勉強会では、元ダイコク電機の代表取締役で、現フィールズグループ経営戦略室企画課の栢森秀行氏が「規則改正後の遊技機について」と題し講演。同氏は新規則について「射幸性は3分の2」、「高ベース」といった特徴を説明した上で、「機械代の回収が難しくなるため、機械の購入が減る。また儲かりにくくなるので、ホールは景品の交換率を下げるのではないか」と予測した。このように予測される状況下で、同氏は改めて新台の必要性を主張。「一般的なホール営業では、売上の20%が粗利、そのうちの30%が機械代だ。例えば、その30%を半分にして出玉に回しても、還元できる出玉は3%しか上げられず、客は違いを判別できない」と述べ、「違いの分からない3%分の還元よりも、適度な新台入替を行うホールをお客は選ぶのでは」と語った。
[2018年9月5日・日刊遊技情報]