セガサミーホールディングスは1日、2019年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)を発表した。
2019年3月期第2四半期(2018年4月1日~2018年9月30日)の連結経営成績(累計)は、売上高1710億4700万円(対前年同期比マイナス12.2%)、営業利益102億1300万円(同マイナス61.9%)、経常利益91億3900万円(同マイナス63.8%)、四半期純利益67億300万円(同マイナス62.3%)で、本社機能の集約による一過性の営業費用が約38億円発生したこともあり、大幅な減収減益となった。
遊技機事業のパチスロにおいては大型タイトルの販売があった前年同期比で販売台数が減少し、1万2000台(前年同期7万5000台)の販売となった。パチンコでは「ぱちんこCR真・北斗無双 第2章」等が11万7000台の販売(前年同期11万9000台)、遊技事業全体の売上高は586億3600万円(前年同期比マイナス33.7%)、営業利益96億6900万円(同マイナス54.9%)だった。
今後の見通しについては、下期にパチスロ6号機の第1弾となる「パチスロチェインクロニクル」の販売を行うほか、「パチスロ蒼天の拳 朋友」が型式試験に合格しており、パチンコ機についても、日工組において自主規制の変更が決定している。また、旧規制機の販売に加え、新たな自主規制に対応した遊技機の開発を進めるとしている。
リゾート事業では「フェニックス・シーガイア・リゾート」の大規模リニューアル及び、九州域を中心に行ったプロモーション等の効果により、利用者数が前年同期比でプラス41.2%となり、宿泊売上も前年同期を上回った。IR事業の本格化に向けた先行費用の発生で営業損失は11億7700万円(前年同期は12億9700万円の営業損失)となったが、リゾート事業全体の売上高は51億6000万円(同プラス8.2%)を達成した。
その他、エンタテインメントコンテンツ事業では新作「BORDER BREAK」が堅調に推移したが、上期にサービスの開始を予定していたタイトルが一部遅延しており、新タイトル投入に伴う研究開発費やコンテンツの制作費などが発生した。
直近に公表されている業績予想からの修正は行われていない。
[2018年11月7日・日刊遊技情報]