ダイナムは5日、パチンコやパチスロなどの依存症対策である「家族申告プログラム」の導入を本年10月31日に全406店舗で完了させたと発表した。
このプログラムは、2017年7月に同じく全店舗への導入を終えた「自己申告プログラム」と並んでパチンコなどへの過度なのめり込みを防ぐ効果が期待されている。
「自己申告プログラム」では、ホールの会員管理システムを利用して会員の遊技客が1日に消費する金額や遊技時間などに遊技客が自ら上限を定め、上限を超えた場合は店舗のスタッフが遊技客本人一人ひとりに知らせていく。
一方の「家族申告プログラム」は、遊技客の同意と家族からの申し込みによって入店に制限を設け、店舗での遊技が確認された際は、店舗スタッフが遊技客への声掛けを行った上、家族にも連絡する仕組みだという。
同社は「パチンコを誰でもが気軽に楽しめる“日常の娯楽”に改革する」ことを経営ビジョンに掲げ、「依存症問題への取り組みはホール企業の責務」との位置づけから今後も自主的な依存症対策を進めていくとしている。
[2018年11月9日・日刊遊技情報]