兵庫、大阪、山口でホールを展開するタツミコーポレーションは6日、兵庫県神戸市中央区のANAクラウンプラザホテル神戸においてプライベートブランド機「パチスロ ミクちゃん」(JPS製)のプレス向け発表会を開催した。
発表会の冒頭、挨拶に立った李煥辰代表取締役社長は「当社は今年、設立30年を迎えた。これを機にお客様にさらに喜んでいただくための挑戦の一つとして今回、弊社のキャラクター『ミクちゃん』を使った完全オリジナルのPB機『パチスロ ミクちゃん』を自社で開発した」と説明。
李社長はこのプロジェクトの発案者であり、プロジェクトリーダーとして開発に参画したことを明かし、「プロジェクトを通じて得られた遊技機の知識は、今後の機種選定や運用面で生かせると考えている。過去に他のホール企業のPB機はあったが、自社キャラクターを前面に打ち出したパチスロ機は業界初だと聞いている。ファンの満足度を高める自社製品ならではのスペックで遊技人口の減少に歯止めをかける一助になれば」と話した。
同社の店舗名にも使用されているオリジナルキャラクター『ミクちゃん』がモチーフの本機は、完全告知タイプの6号機。特徴は『ミク(39)ちゃん』という名前にちなみ、設定③と設定⑨という2段階の設定を搭載した点で、出玉率は両設定ともに初心者がフリー打ちを行った場合でも100%、小役を完全に取得した場合は104%という高い出玉率を実現した。
機種説明を行った同社アミューズメント事業本部の塩川和靖部長は「設定を問わず誰もが遊びやすいスペック。さらに設定によって異なるゲーム性になっている点も大きな特徴。設定③はBB確率が約156分の1と瞬発力に特化。一方設定⑨は、BBとRBの比率が1:1という安定したスペックとなっている」と述べた。
ボーナスは200枚獲得のBBと80枚獲得のRBの2種類。ボーナス中に技術介入要素は無く、フリー打ちで必ずこの枚数が獲得できる。BB確率は設定③が156.41分の1、設定⑨が224.44分の1。RB確率は設定③が1260.31分の1、設定⑨が224.44分の1。合算確率は設定③が139.14分の1で設定⑨が112.22分の1。出玉率は先述の通り両設定共通で100%となっている。
ボーナスは主にリール左側にある「ミクミクCHANCE」ランプで告知。告知発生のタイミングは75%が後告知、25%が先告知で構成。音やリール、ランプを使った様々な演出パターンが用意され、BB3連以上でスペシャルソングが流れるといったオマケ要素も盛り込まれた。また、プロジェクトメンバーが考案したプレミアム演出を多数搭載しているという。
本機は2019年1月より系列各店舗への導入が予定されている。