SANKYOは9日、2019年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)の連結業績は、売上高885億5800万円(対前期増減率プラス2.7%)、営業利益212億8600万円(同プラス109.1%)、経常利益223億円(同プラス97.0%)、当期純利益133億8400万円(同プラス141.1%)となり、売上高は前期並みだったが部品共通化による原価低減や商品開発の効率化、研究開発費の抑制などにより大幅な増益を達成した。
パチンコ機関連事業においては旧規則機の販売が堅調に推移したほか、新規則機も「ヱヴァンゲリヲン~超暴走~」などを中心に前期を上回る販売数を確保。売上高は757億円(対前期増減率プラス12.7%)、営業利益268億円(同プラス84.4%)、販売台数19万6000台となった。
パチスロ機関連事業では、6号機「パチスロ ヱヴァンゲリヲン AT777」が1万台を超えるヒット商品となったものの、その他商品が振るわず苦戦。売上高は59億円(対前期増減率マイナス46.5%)、営業損失9億円(前期は1億円の営業利益)、販売台数1万7000台だった。
補給機器関連事業は、売上高62億円(対前期増減率マイナス14.2%)、営業利益4億円(同マイナス11.7%)。その他は売上高5億円(同プラス7.7%)、営業損失3億円(前期は4億円の営業損失)となっている。
2020年3月期の連結業績予想については、売上高990億円(対前期増減率プラス11.8%)、営業利益160億円(同マイナス24.8%)、経常利益170億円(同マイナス23.8%)、純利益110億円(同マイナス17.8%)を見込んでいる。
[2019年5月14日・日刊遊技情報]