三重県遊協は5月21日、三重県津市のホテルグリーンパーク津において第58回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選が行われ、権田清理事長が再選した。
権田理事長は冒頭の挨拶で「ここ数年はまさに正念場と言える環境が継続するだろう」とパチンコ業界を取り巻く環境は極めて厳しい状況にあるとしながらも、国の規制や社会問題化などにより、多くの業界が厳しい環境に置かれているが、法令順守や業界自主規制、工夫を凝らしながら業界存続に向けて努力しているとし、「市場規模は縮小したとはいえ、依然として19兆円、ユーザー数は約900万人を擁する一大産業であり、多くのユーザーに支えられていることを忘れずに、組合員一同が一丸となって真摯に問題と向き合い、令和の新時代に適合した業界づくりのため、汗と知恵を出し合い努力していかなければならない」と語った。
総会には、三重県警察本部生活安全部の西堀浩一首席参事官、奥野圭子課長補佐が来賓として出席。西堀首席参事官は三重県警察本部生活安全部の小松雅和部長の祝辞を代読し、「ギャンブル等依存症対策推進基本計画が閣議決定したことによりパチンコ業界に注目が集まっている今こそ、パチンコ業界がギャンブル等防止対策等に真剣に取り組んでいることを広く理解してもらうための絶好の機会。適切な広報により諸対策の推進に努めていただきたい」などと述べた。
また本総会をもって2005年より14年間、組合運営に尽力してきた佐波豊専務理事が退任。新たに伊藤正彦氏が専務理事に就任した。
[2019年5月28日・日刊遊技情報]