大阪府遊連青年部会は5月31日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪において第32回定時総会を開催した。
総会は部会員総数35名中、27名の出席により成立。2018年度決算関係承認、令和元年度事業計画・予算承認、任期満了に伴う役員改選の3議案が上程され、全て満場一致で承認した。役員改選では野口部会長を再任した。
野口賀蔵部会長は就任の挨拶で「業界全体が大変厳しい情勢にあるなか、皆様の期待に沿えるよう取り組んでいきたい」と述べ、部会運営に理解と協力を呼び掛けた。
来賓祝辞では大阪府警察本部生活安全部保安課の髙田宗亮管理官が登壇。パチンコ営業の健全化の観点から「パチンコへの依存対策」「児童の車内放置事案の未然防止」「広告宣伝等の健全化の徹底」の3点を要請。このうち広告宣伝については「依然として、特定の日に特定の遊技機を指定しイベント開催を告知して射幸心をそそるものや隠語を用いて規制の目をかいくぐろうとする悪質な事案が発生しており非常に残念」と苦言を呈し、こうした広告宣伝を行うことは現在、業界で進めているパチンコへの依存防止対策に逆行する行為だとして、業界全体で認識を改め、業界自らの取り組みによって健全化を進めるよう求めた。
総会終了後の講演会では、良品計画の会長を歴任し、現在は松井オフィスの代表取締役を務める松井忠三氏が「無印良品は、仕組みが9割」と題した講演を行った。
[2019年6月11日・日刊遊技情報]