貨幣処理機器メーカーの日本金銭機械は19日、今年5月14日に公表した2020年3月期第2四半期および通期の連結業績予想値を下方修正すると発表した。
修正の理由として、欧州及び北米ゲーミング市場向けの紙幣識別機ユニット等の販売が期初の予想より減速したためと説明。さらに利益面においても、今年9月1日から新たに米国の対中関税第4弾の適用により関税額が発生したことや円高による為替差損を計上したことなどが影響し、各段階利益は減少する見通しだとしている。
これにより修正後の2020年3月期第2四半期(累計)連結業績予想は、売上高134億円(前回発表予想数値比マイナス15億円)、営業利益1億7000万円(同マイナス5億3000万円)、経常利益1000万円(同マイナス6億9000万円)、四半期純損失1億7000万円(同マイナス6億2000万円)。また、2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高275億円(同マイナス10億円)、営業利益6億円(同マイナス4億円)、経常利益4億5000万円(同マイナス5億5000万円)、当期純利益1億5000万円(同マイナス5億5000万円)となった。
[2019年9月20日・情報島]