保安通信協会は1日、2019年9月中に実施した型式試験の実施状況を公表した。
資料によると、パチンコが結果書交付71件に対して適合33件で適合率(適合件数/結果書交付)は46.5%と前月よりやや減少。パチスロは結果書交付67件に対し、適合は13件で適合率は19.4%。今年4月の15.5%以来、5カ月ぶりに10%台まで落ち込んだ。なお、9月中の受理件数はパチンコ73件(前月比マイナス12件)、パチスロ80件(同マイナス10件)だった。
去る9月20日に開催された全日遊連・全国理事会で阿部恭久理事長は高射幸性パチスロ機の設置比率に関する自主規制について、「6号機の市場への供給の見通しが、依然として極めて厳しいものがあり、中古機として出回る6号機についても品薄状況にある。こうした状況を踏まえ、全日遊連執行部としては、当面のところ自主規制の新たな期日を検討する状況にはないと考えている」と発言するなど、依然としてパチスロ6号機の適合状況に改善が見いだせない状況が続いている。
また、今年6月に持ち込まれた「じやん球」が不適合となったことが明らかになった。不適合理由は、5台中1台の基板ケースの部品が未装着で申請書類と異なっていたため。じやん球が不適合となるのは2019年で2件目。
[2019年10月1日・情報島]