日本遊技関連事業協会(日遊協)は9月25日、広島市中区のANAクラウンプラザホテル広島にて第3回定例理事会を開催した。
定例理事会では、7月末時点でのパチスロ機の設置状況を報告。報告によると、パチスロ機の設置台数は166万台で、そのうち新基準に該当しない遊技機が34万台20.58%。さらにDK‐SIS出玉情報で2万枚以上という高い射幸性が確認された高射幸性パチスロ機は27万3000台あり、総設置台数に対する設置比率は16.4%だった。
また今回、一部改正された遊技機取扱主任者に関する規程及び同規程実施要領について、①違反歴がなく、連続して7回目以降の更新を迎える人は更新時試験を免除する、②新規試験を地元支部以外で受けた人が、更新時には必ず地元支部開催の試験を受けられるよう特例規定を設けていたが、全国的に転勤する者が多くなり実状にそぐわなくなったため、全員が1年前から受けられるよう改正する、③消費税率引き上げに伴い各種手数料を改定する、④遊技機取扱主任者証の表記事項(有効期間)を改正する、の4つの改正点をそれぞれ解説。
改正内容は関係団体から賛同を得ており、日遊協では2020年1月1日以降の実施を目指している。ただし、③の各種手数料の改定について、2019年度講習・試験(2020年1月16、17日の東京会場、2月12、13日の大阪会場)は8%に据え置き、2020年4月以降の講習・試験から10%に引き上げるとした。
このほか、「ホールでの依存防止対策の実施状況」調査質問項目に関して、依存防止対策に関するパチンコ・パチスロ産業21世紀会の審議状況のうち、遊技産業健全化推進機構に調査を依頼する「ホールでの依存防止対策の実施状況」について調査項目がほぼ固まり、当初の決議案から「ATMの設置状況」「デビットカードシステムの設置状況」の2項目が新たに加わったことが報告された。なお、調査は今年度中に開始される予定となっている。
[2019年10月8日・情報島]