特定非営利活動法人依存学推進協議会は24日、大阪市住之江区のインテックス大阪国際会議ホールにて「日本型IRとギャンブル等依存症対策のあるべき姿」と題したシンポジウムを開催した。
10回目となる今回のシンポジウムは、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備を進める中で懸案事項となっている「ギャンブル依存症」について、諸外国の事例や最新知見を参考にしながら日本におけるギャンブル等依存症対策のあるべき姿を模索すべく開かれたもの。
基調講演では、特定複合観光施設区域整備推進本部事務局の並木稔審議官、そして海外よりNCRGシニアリサーチディレクターのクリスティン・ライリー氏が講演。また、同協議会の谷岡一郎副理事長(大阪商業大学学長)が登壇し、「はまる人生、はまりすぎない人生、人生の楽しみ方‐依存学推進協議会10年のあゆみ‐」について報告を行った後、東洋大学の佐々木一彰教授、NPO法人日本ポーカー協会の芹田宅生理事長、同協議会の村井俊哉理事(京都大学大学院教授)の3名を加え、「日本スタイルのギャンブル等依存症対策とは!」をテーマにパネルディスカッションを行った。
[2019年10月25日・情報島]