神戸ダルクヴィレッジの依存症セミナーでRSNの西村代表が講演

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神戸ダルクヴィレッジは4日、神戸市中央区の神戸市総合福祉センターにて「依存症セミナーin神戸」を開催した。

神戸ダルクヴィレッジは、薬物、アルコール、ギャンブルといった各種依存問題を抱える関係者の支援活動を行う団体で、全日本社会貢献団体機構(11月1日より「パチンコ・パチスロ社会貢献機構」に名称変更)の2019年度「関西圏域でのパチンコ・パチスロ依存問題の相談支援」事業として特別助成を受けた。依存症セミナー等も精力的に開催しており、11月23日には「神戸ダルク3周年記念フォーラム~私たちは必ず回復する~」を予定している。

セミナーでは、リカバリーサポート・ネットワークの西村直之代表が、「ギャンブリング障害~新しい視点からのアプローチ~」と題した基調講演を行い、ギャンブリングについて望ましい対策をつくっていくために必要な事、法制化による今後の問題点を考察。

昨年施行されたギャンブル等依存症対策基本法により「適度な依存」と「問題ある依存」が、法的(制度)にも取り扱われるようになった中で、西村氏は「問題ある依存について『問題ギャンブリング』の領域は、まだよくわかっていない状況」と指摘。そのうえで、対策の試行錯誤から世界の対策者が学んだ事として「対策は、科学的なデータに基づいて実施・検証・修正されなければ、効果がない」「根拠のない規制、非論理的な統制は、問題を悪化させる」「対策は明確な戦略を持たなければ効果がない」「費用対効果分析と責任・権限分担の明確化」「商業ギャンブリングの対策は、アルコールや薬物問題の対策と異なる対策概念とシステムが必要である」「商業ギャンブリングの対策においては、産業のもつ生の社会的効力の最大化と害の最小化の最適化が目標となる」の6点を挙げた。

また、ギャンブル等依存症と表現される「プロブレム・ギャンブリング」の対策においては、「パブリック・ヘルス(公衆衛生)」の視点から、起きてしまった問題の対応だけでなく問題発生の予防までを包括する戦略的パッケージが必要とされていると強調した。

[2019年11月7日・情報島]

一般社団法人神戸ダルクヴィレッジ