SANKYOは7日、2020年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2020年3月期第2四半期(2019年4月1日~2019年9月30日)の連結業績は、売上高334億9300万円(対前年同期比プラス12.5%)、営業利益30億7700万円(同マイナス5.3%)、経常利益36億600万円(同マイナス4.8%)、四半期純利益21億8300万円(同マイナス24.8%)、と増収となるも販管費がかさみ減益となった。
パチンコ機関連事業に関しては、第2四半期における新規販売はSANKYOブランドの「フィーバーマクロスΔ(デルタ)」「フィーバー機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」、Bistyブランドの「鉄拳 極」の4タイトルで累計6万7321台を販売(対前年同期比マイナス3.5%)。コアタイトルの販売は順調に推移し、売上高は272億7800万円(対前年同期比プラス6.1%)、営業利益55億9400万円(同マイナス22.2%)と回復基調を見せた。
パチスロ機関連事業では期中、新規タイトルの販売はなく、累計販売台数は7377台(対前年同期比プラス85.3%)。売上高30億2900万円(対前年同期比プラス95.6%)、営業利益700万円(前年同期は12億4700万円の営業損失)となった。
同社は第2四半期の市場動向について「当社含め各メーカーが新規則機への入替需要の掘り起こしを積極的に進めるものの、型式試験の適合率の低迷が続いていることから、パチンコホールの購買意欲を高めるまでには至らなかった」としながらも、「機動戦士ガンダム逆襲のシャアを筆頭に、その他販売タイトルも販売台数を伸ばした」と総括。下期以降は「新規則機への入替需要の掘り起こし」「多種多様な商品開発」などに取り組み、パチンコではBistyブランドの「新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生~」をはじめ、SANKYOブランドの「フィーバーバイオハザードリベレーションズ2」、パチスロではSANKYOブランドの「トータル・イクリプス2」などの販売を予定。通期計画は当初通りパチンコ11タイトル(リユースを除く)で20万台、パチスロ5タイトルで5万8000台の販売を見込んでいる。
なお、直近に公表されている業績予想からの修正はない。
[2019年11月8日・情報島]