日本金銭機械は7日、2020年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を発表。
2020年3月期第2四半期(2019年4月1日~9月30日)の連結業績は、売上高135億800万円(対前年同四半期増減率マイナス13.3%)、営業利益6200万円(同マイナス93.7%)、経常損失1億300万円(前年同期は14億5000万円の経常利益)、純損失2億9000万円(前年同期は10億4700万円の純利益)、と減収減益。ドイツゲーミング市場における規制強化前の駆け込み需要の反動により、特にドイツの大手顧客への販売が大きく減少したことが影響した。
パチンコホール向け機器市場では、遊技人口の減少や業界の規制強化の流れを受けて、新規出店や店舗改装などの設備投資意欲が減退するなど厳しい事業環境が続き、新製品の玉貸機・メダル貸機の販売は増加したものの、主力製品のメダル自動補給システムの販売が減少したことなどにより、セグメント売上高30億2100万円(対前年同四半期増減率マイナス9.7%)、セグメント損失5600万円(前年同四半期は4億1200万円の損失)と引き続き赤字だった。
また同日、9月に修正した通期の業績予想のさらなる修正を発表。修正後の2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高259億円(前回発表予想数値比マイナス16億円)、営業損失5億2000万円(同マイナス11億2000万円)、経常損失6億9000万円(同マイナス11億4000万円)、当期純損失10億6000万円(同マイナス12億1000万円)。前述のドイツ大手顧客への販売が大きく減少することや北米ゲーミング市場で需要の一巡による軟調傾向などにより大幅な減収が見込まれるという。
[2019年11月8日・情報島]