ダイコク電機は13日、2020年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2020年3月期第2四半期(2019年4月1日~2019年9月30日)の連結業績は、売上高186億4300万円(対前年同期比プラス31.0%)、営業利益13億200万円(同プラス49.3%)、経常利益14億2100万円(同プラス41.4%)、四半期純利益9億1200万円(同プラス43.1%)と、大幅な増収増益となった。
情報システム事業においては、パチンコホールの設備投資への意欲が低下する厳しい市場環境が継続するなか、「VEGASIAⅢ」、「BiGMO PREMIUMⅡ」といった主力製品の市場評価は高く、「REVOLA」においては前年同期を大きく上回る実績を達成。また、6月にリリースしたAIホールコンピュータ「X(カイ)」への入替も順調に推移した。その結果、売上高149億800万円(対前年同期比プラス34.6%)、セグメント利益23億900万円(同プラス65.0%)と大幅な増収増益となった。
制御システム事業では、大型タイトルで採用されたパチンコ遊技機向け制御ユニット及び部品販売は好調に推移したものの表示ユニットの販売が前年同期を下回ったため利益が大幅に減少。売上高37億5000万円(対前年同期比プラス18.2%)、セグメント損失6600万円(前期セグメント利益は3億3500万円)となった。
通期の業績予想に関しては、情報システム事業は下期も引き続き堅調に推移することを見込む一方で、制御システム事業において旧規則パチスロ遊技機の認定切れに伴う、新規則パチスロ遊技機への入替によるパチンコ遊技機向け表示ユニット販売への影響など、先行き不透明な状況が継続することが予想されるとし、年初の予想数値を据え置いた。
[2019年11月19日・情報島]