広島に本社を置くプローバグループは１１月２９日、広島市内のＡＮＡクラウンプラザにおいて「お取引先様との交流会」を開催。集まった取引関係８１社９３名の代表者を前に、経営方針や業績報告、プローバグループの新たなる挑戦を説明した。
冒頭、挨拶に立った平本直樹代表取締役社長は、感謝の気持ちを伝えるとともに「私どもプローバグループが日ごろ取り組んでいる事業展開について理解を深めていただき、一層の連携協力を賜りたい」と述べ、中期ビジョンとしてのグループ全体の取り組みを説明した。
プローバグループは、パチンコ事業、ゲーム事業といったアミューズメント事業を主軸とする中で、２０１２年より新たな事業の創出を掲げ、現在はフィットネス、無農薬野菜の生産・加工・販売、そして昨年Ｍ＆Ａしたベーカリー事業、合弁によるペンション事業などを展開。また本年９月には、新会社としてプローバウェルネスとＰ２Ｍを加え、７社７事業、合弁２社２事業となった。
平本代表取締役社長は、２０２５年に向けた中期ビジョン「ＲＯＡＤ ｔｏ ２０２５」について「日本を元気にし、社会から愛される１００年企業を目指すと見定めた。プローバグループの理念、『人』のつどい、『心』のふれあい、『楽しさ』の共有を大切にし、サービスを通じて歓びをうみだす、社会から愛される企業を目指す」と中期ビジョンの第２ステージを迎え、財務力と人財力をさらに強化していきたいとの考え述べた。
２０１８年度業績（連結）は、売上高４４０億２７００万円（前年同期比マイナス１％）、売上総利益９６億８３００万円（同プラス３％）。『フィエラ・ディ・プローバ』（広島市安佐南区）の大規模改装を行ったためパチンコ事業が減収となったが、ライフ＆エンターテインメント（Ｌ＆Ｅ）事業の拡大によりカバーしたとの説明があった。
また、「ＲＯＡＤ ｔｏ ２０２５」の第１ステージ（２０１８年度）ではパチンコ事業の占める割合は全体の７５％だったが、第２ステージとなった本年度（２０１９度）は７０％になる予定。さらに、２０２５年度にはパチンコ事業５０％・Ｌ＆Ｅ事業５０％を目指すとし、プロバックス（ゲームセンター・ボウリング場・カラオケ・飲食店等）、ＧＲＯＷ ＵＰ（ベーカリーショップ経営）、プローバウェルネス（スポーツ施設やフィットネス倶楽部の経営等）、Ｐ２Ｍ（不動産の賃貸借・太陽光発電の設備管理など）、合弁会社のペンシオーネ（ペンション経営）、プローバベジモ（農業・飲食・福祉）など、今後も新規事業の開拓に努めていくと報告した。
［２０１９年１２月５日・情報島］