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PCSA、認定・検定切れ遊技機撤去などについて声明を発信

パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)は、23日開催の臨時理事会において審議、決議した「PCSA声明」を関係各位に文書で伝えた。

声明は、パチンコが国民から支持され、日本の社会に無くてはならない存在であり続けるために、新しい時代・社会の要請に応える信頼される業界になるべきだという想いを表明したもの。「認定・検定切れ遊技機」および「いわゆるみなし機」の撤去、「改正健康増進法の対応」などについてパチンコホールは誠意を持って遵守、対応していくべきだするとともに、メーカーに対しては2021年1月31日までに遊技機の入替がスムースに進むよう、ファンから支持される遊技機を対応可能なスケジュールで、かつパチンコホールが購入しやすい安価で提供するよう努力を求めている。

内容は下記の通り。

PCSA声明

一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)は、パチンコが社会や国民の皆様に信頼され、親しんでいただける遊技であり続けるために、下記のとおり声明いたします。

皆様ご承知の通り、業界を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。
規則改正に基づく2021年1月31日までの「遊技機入替」とそれによる「収益力の悪化」、2020年4月1日に施行される「改正健康増進法の対応」、2019年10月に実施された「消費税増税による負担増」など、パチンコホール企業の経営を圧迫する要因が重なり、その厳しさはパチンコホールのみならずメーカーや周辺機器などこの業界全てに波及しております。
また「レジャー白書」によると、パチンコの遊技人口もピークの3000万人から現在では1000万人を切る状況にまで落ち込んでおります。

PCSAでは、この厳しい状況だからこそ、パチンコが「法令やルールを守る信頼できる業界」なのか否かが社会から問われてくるものと考えております。
「法令やルール」を守ることができない業界となるのであれば、この状況は社会からの信頼を失い、さらに現在の遊技客の信頼も失い、延いては国民からの多くの支持を失う原因のひとつになると考えます。

そこでPCSAでは、設置の認められていない「認定・検定切れ遊技機」および「いわゆるみなし機」の撤去、「改正健康増進法の対応」など、パチンコホールが誠意を持って遵守、対応していくべきだと考えております。
また、メーカーの皆様には2021年1月31日までに遊技機の入替がスムースに進むよう、お客様からご支持いただける遊技機を、対応可能なスケジュールで、さらにはパチンコホールが購入しやすい安価で提供いただけるよう、一層のご努力をいただきたいと望んでおります。

社会が刻一刻と変化していく中、遊技業界も取り残されぬよう、新しい時代・新しい社会の要請に応える新しい基準に基づいた遊技機の円滑な導入を進めていきましょう。

数十年の長きに亘って国民大衆に娯楽と憩いの場を与え、地域経済の活性化と就業機会の拡大をもたらしてきたパチンコを、国民から支持され、日本の社会になくてはならない存在であり続けるために業界が一丸となって邁進しましょう。

以上

パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)

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