平和は10日、2020年3月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2020年3月期第3四半期(2019年4月1日~2019年12月31日)の連結業績は、売上高1143億3400万円(対前年同期比プラス2.6%)、営業利益228億500万円(同マイナス12.3%)、経常利益225億9000万円(同マイナス12.4%)、四半期純利益152億9600万円(同マイナス9.3%)と増収減益だった。
期中、同社はパチンコにおいては「烈火の炎3」(1万1211台販売)及び「亜人」(3200台販売)など6機種を発売し、累計販売台数は6万3381台(前年同期比マイナス1万3266台)。一方、パチスロでは「パチスロルパン三世~イタリアの夢~」(1万7260台販売)及び「闘魂継承アントニオ猪木という名のパチスロ機」(9750台販売)など6機種を発売し、販売台数は6万767台(前年同期比プラス1万6117台)。遊技機事業における売上高は475億4200万円(前年同期比プラス5.3%)、営業利益は140億7500万円(同マイナス17.1%)と、パチスロの販売台数が前年同期より増加したことにより増収となった一方、利益面では研究開発費が増加したことなどにより、前年同期より減益となった。
通期計画として、パチンコでは「真・黄門ちゃま」「銀河鉄道999PREMIUM」、パチスロでは「パチスロ 青鬼」などの販売を予定し、パチンコ13万5000台、パチスロ5万5000台の販売を見込んでいる。
ゴルフ事業においては、台風19号の影響で一部のゴルフ場で土砂崩れや冠水被害を受けたが、新規取得したゴルフ場の貢献により、前年同期より微増。一方、利益面では新規取得したゴルフ場の営業費用やハードウェアの入替に伴うその他費用の増加等により前年同期より微減。その結果、売上高667億9100万円(前年同期比プラス0.7%)、営業利益111億5300万円(同マイナス3.2%)となった。
なお、2019年5月9日に公表した業績予想からの修正はない。