東京都遊技業協同組合(都遊協)は12日、東京都新宿区の遊技会館において「みんちゅうバレンタインキャンペーン」について、「みんちゅうSHARE‐LIN」を運営するアイキューソフィアと共同で記者会見を開催した。
「みんちゅうSHARE‐LIN」は、シェアリングエコノミーの仕組みを駐輪場に落とし込んだ完全成果報酬型の駐輪場シェアサービス。空き地や駅前商店の駐輪場など自転車1台分の空きスペースがあれば、そのスペースの所有者は設備費などの初期費用や月々の固定費をかけずに「有料駐輪場のオーナー」になれる。
記者会見では、都遊協の導入台数が100台(現在170台余・目標2000台)を突破したことを記念し、2月1日から3月14日まで都遊協組合員ホールの「みんちゅう駐輪場」が無料で利用できるバレンタインキャンペーンを実施すると発表。阿部恭久理事長は「これまでに様々な社会貢献、地域貢献に努めてきたが、厳しい営業環境の中、なかなか新規の社会貢献には至っていなかった。今回、費用をかけずに地域貢献できる『みんちゅう』をご提案いただいた。組合員ホールが1台でも多く契約台数を増やし、地域貢献できれば」と抱負を述べた。
アイキューソフィアの中野里美社長は「東京都内において、駐輪場不足による放置自転車が1台でも多く解消されればという思いで、みんちゅう活動を行ってきた。駅前には駐輪場が足りないという自治体の悩みがあり、待機駐輪場利用者も多い。みんちゅう駐輪場が普及すれば地域の皆様が綺麗なまちづくりに参加できるようになると期待している」と述べた。
また、特別ゲストの自転車ツーキニスト(自転車で通勤する人)を提唱する疋田智氏は「パチンコ店で利用ができるようになることは自転車利用者にとって吉報。パチンコホールにとっても、自治体、地域住民、自転車利用者の皆がウィンウィンになる」と評価した。