余暇環境整備推進協議会（余暇進）は２月１８日、東京都千代田区のＹＭＣＡアジア青少年センターにおいて第１９０回理事会ならびに２月度部会を開催した。
今回の部会では遊技産業健全化推進機構（以下、機構）の伊勢崎清理事・事務局長が、機構の主業務であるパチンコホールへの立入による遊技機検査や計数機検査等に関する活動状況の報告や、今年１月から正式な業務としてスタートした「依存防止対策への取組み状況を確認する調査」（略称：依存防止対策調査）などについて説明した。
伊勢崎事務局長は資料を用いて報告と最近の状況を説明。伊勢崎事務局長の報告によると、機構が過去１３年余りで立ち入りしたホール数は３万軒強（同一店舗の重複含む）、２２万台強の遊技機を検査したという。
２０２０年１月から新たにスタートした「依存防止対策調査」については、同調査の目的や調査手順、パチンコ店が準備しておくべき点などを説明。チェック表の内容に関する説明では、ポスターの貼付状況の確認において「安心パチンコ・パチスロアドバイザーのポスター」「１８歳未満立入禁止ポスターやシール」「子供の事故防止・子連れでの入場禁止のポスター」「自己申告・家族申告プログラムのポスターやステッカー」はデザインを問わず、基本データの内容が盛り込まれている場合は、公式のものでなくても良いことや、デジタルサイネージを使った告知に関してはできるだけ長い時間表示させるようにして欲しい等といった留意点が伝えられた。
また会員プレゼンテーションとして加藤商事が空気から水を作り出す装置「ＡｉｒＱｕａ」（エアクア）、ファクトが同社が手掛ける業務請負・イベント企画等の事業内容を紹介したほか、サン電子がセミナー告知を行った。
加藤商会の柴田健蔵営業部長は、２０１８年６月に発生した大阪府北部地震で自身が被災者となった経験から水の重要性を強く認識し、電気が通っていても水道が復旧していない状態が地域にどのような混乱をもたらしたかを説明したうえで、防災や地域貢献への備えを一考して欲しいとの想いから、空気から水を作り出す「ＡｉｒＱｕａ」の取り扱いを開始したと話した。具体的な製品説明はＮＳＰドクターの能登敏博氏とＲａｙｏｆＷａｔｅｒ代表の長谷部信道氏が担当。「ＡｉｒＱｕａ」は空気から水を作り出す装置で、９９．９％の不純物を除去できる高性能フィルタリングを搭載。また外部から未処理水を取り込むことも可能で、タンクの交換や保管が不要といった特徴などが説明された。
