回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)の近畿支部は20日、大阪市浪速区湊町のホテルモントレグラスミア大阪において、近畿地区研修会を開催した。支部の組合員を中心に93人が参加した。行政講話と各委員会から報告、伊豆正則理事長による講演が行われた。
冒頭の挨拶で伊豆理事長は、「厳しい情勢のなかでも、組合としてきちんとしたスタンスを持ち、今後の組合運営に皆さんの声を反映していきたい」と述べ、組合運営への理解と協力を呼びかけた。
行政講話では、大阪府警察本部生活安全部保安課の中西晋課長補佐が登壇。企業間の競争激化や取扱主任者が一度の検査で取り扱う遊技機の台数が増加している状況となっているため、現場での確実な点検確認と責任の所在の明確化が徹底されているか危惧されると懸念を表明。また健全化に向けた取り組みを実効性あるものとするため、チェック機能の更なる強化を要請した。また、摘発が後を絶たない闇スロ店について、「一般市民は闇スロ店が暗躍することにより、『パチスロ=賭博』と結びつけ、悪い印象を与える」と指摘し、不適正な遊技機の排除に向けた一層の取り組みを呼びかけた。
[9月26日・日刊遊技情報]