SANKYOは12日、2020年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結経営成績は、売上高784億1600万円(前期比マイナス11.5%)、営業利益125億5100万円(同マイナス41.0%)、経常利益134億7600万円(同マイナス39.6%)、当期純利益130億4500万円(同マイナス2.5%)。新規則機の普及・定着に向け、多種多様な新商品およびリユース機を投入したが、旧規則機と新規則機が併存する中において、パチンコホールの積極的な入替を促すまでには至らず、減益減収となった。
パチンコ機関連事業においては、「フィーバー機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(2万4000台販売)や「新世紀エヴァンゲリオン ~シト、新生~」(3万5000台販売)など新規13タイトル(リユース機を除く)を発売。上記の主要タイトルはヒットとなったが、それ以外のタイトルは低迷。パチンコの総販売台数は14万9520台(前年同期比マイナス23.7%)に留まった。その結果、売上高605億1500万円(同マイナス20.2%)、営業利益148億400万円(同マイナス44.9%)となった。
パチスロ機関連事業では、「パチスロ ボンバーパワフルⅢ」(5200台販売)、「パチスロ トータル・イクリプス2」(5200台販売)、「GUNDAM X-OVER」(8300台販売)など5タイトルを販売。いずれも1万台を超えるヒットにはならなかったものの、販売台数は前期よりも1万台以上増加し2万8869台(同プラス65.6%)となり、売上高114億4100万円(同プラス91.3%)、営業利益24億4900万円(前期は9億円の営業損失)は増収増益となった。
なお、新型コロナウイルス感染拡大により、現時点において同グループの事業活動及び経営成績に与える影響を合理的に算定することが困難なことから、2021年3月期の業績予想は未定とした。