全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は3日、本年4月に実施した旧規則機及び新規則機の保管状況調査の結果を各都府県方面遊協に通知した。それによると、各ホールの自社倉庫などで保管されている遊技機の合計台数は152万2253台。このうち、検定・認定期間が残っているものも含めた旧規則機はパチンコ・パチスロ合計111万9289台あることが分かった。
パチンコ機における保管台数は98万3761台。このうち、設置の有効期間が残っている旧規則機は50万5626台、検定・認定切れの旧規則機は23万1121台。新規則機は24万7014台だった。
一方、パチスロ機は53万8492台あり、設置の有効期間が残っている旧規則機は20万7743台、検定・認定切れの旧規則機は17万4799台。新規則機は15万5950台だった。
保管遊技機の預け先の比率は自社倉庫が84万4260台(55.4%)、運送業者が40万6215台(26.7%)、販売商社が15万2027台(10.0%)、その他が9万5493台(6.3%)、処理業者が2万4258台(1.6%)と、自社倉庫が最も多い。
全日遊連は、遊技機の適正処理について不正流出や過去に問題となった不法投棄や海外への不正輸出に繋がることが懸念されるとして、使用済み遊技機を排出する際にはメーカーや販社を経由するとともに、直接処理業者に排出する場合はリサイクル選定業者に排出することを求めた。
調査は、今年3月31日時点で自社の倉庫等に保管している旧規則機及び新規則機の保管先及びその台数内訳を把握するために実施したもの。対象となるパチンコ店8832店舗のうち、7377店舗が回答。回答率は84.9%だった(休業店143店を除いて算出)。