関東と静岡を中心にパチンコ店をチェーン展開する浜友観光の新店『楽園渋谷駅前店』(東京都渋谷区)が7月1日にグランドオープンした。設置台数は通常貸しパチンコ550台、通常貸しパチスロ450台の計1000台を擁する大型店となっている。
同住所では昨年12月まで『ガイア渋谷店』が営業しており、昨年11月に同社が『ガイア渋谷店』の経営事業に関する権利義務を承継。フロア構成は旧店舗から変わらず地下1階から4階までの5フロアで構成。B1~2Fをパチンコ、3~4Fをパチスロコーナーとしている。また同店の近隣では系列店の『楽園渋谷道玄坂店』(パチンコ558台、パチスロ317台)が営業している。
渋谷駅周辺は3店舗合計2177台を擁する『エスパス』のほぼ独占市場となっていた。これまでは駅出口からの距離が最も遠い『楽園渋谷道玄坂店』が苦戦していたが、今回の出店により『楽園』の2店舗が『エスパス』の3店舗を挟み撃つ形と、業界内においても『ガイア渋谷店』の事業継承時より都内最大級の注目店舗とされていた。設置台数についても『楽園』2店舗で計1875台と『エスパス』の3店舗に迫り、駅周辺の5店舗合計は4000台オーバーと市場規模も2016年に閉店した『マルハンパチンコタワー渋谷』と同程度まで戻ってきた。
『渋谷駅前店』の機種構成は人気機種の大量設置が目立ち、それだけでも力の入れようが伝わってくる。
パチンコは「ぱちんこCR真・北斗無双」77台を筆頭に最新機種「PF戦姫絶唱シンフォギア2」を全国最多(弊社DB調べ)となる52台導入。その他では「CR大海物語4MTB」41台、「CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃」34台と固めているが、羽根モノパチンコ「CRトキオスペシャル」も17台設置と「楽園」らしい遊べる機械の大量導入もみられる。
パチスロでは「ジャグラー」シリーズ計138台を設置。渋谷の『エスパス』と言えば大量設置された「ジャグラー」の圧倒的な稼働率が見ものであっただけに真っ向から勝負を挑んだ形か。AT/ARTタイプについては「番長3」が31台で最多設置と他の『楽園』同様に安定の目玉機種にされている。
グランドオープン直後の店内状況は、空台はほとんどなくほぼフル稼働状態。前日にスマホアプリを通じて入場抽選参加希望者の募集を行ったが、設置台数を大幅に上回る人数が応募したといい、同店の注目度の高さがうかがえる。
同店を迎え撃つ『エスパス』も新台販売機種数が少ない中で6月29日にも大量の新台入替を実施するなど自社ビルの強みを活かした王者の構え。次週には7月7日というゾロ目の日を控えて大注目の市場だ。
店舗 | 楽園渋谷駅前店 |
日程 | 7月1日グランドオープン |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目3番1号 渋谷駅前会館ビル1~4階 地下1階 |
検索 | google店舗検索 |
URL | http://www.p-world.co.jp/tokyo/rakuen-shibuyaekimae.htm |
備考 | ※ |
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