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パチンコホールの売上高、前年同月比20%減 経産省「特定サービス産業動態統計」7月確報

経済産業省大臣官房調査統計グループは15日、特定サービス産業動態統計調査における2020年7月分の確報を公表した。

資料によると、パチンコホールの売上高は2328億9100万円で、前年同月比での増減率はマイナス21.2%。7月は新台入替も徐々に増え、新規店舗も見られるようになるなど、ようやくコロナ禍からの回復傾向も見えてきた時期ではあったが、前年同月比では8割程度の水準となった。マイナス推移はこれで13カ月連続となった。

店舗数は対前年同月比マイナス1.6%、遊技機の設置台数は同マイナス0.4%とそれぞれ微減。また、従業員数では正社員が同マイナス1.4%に対し、その他従業者が同マイナス9.2%と大幅に減少した。

パチンコホール以外の対個人サービス業の趣味・娯楽関連4業種においても3業種がマイナス推移という状況。ただし、マイナス幅は徐々に小さくなっており、落ち込みが大きかった遊園地・テーマパークにおいても、5月、6月とマイナス90%以上だった前年同月比の増減率は7月はマイナス66.3%まで回復した。

同調査は、特定のサービス産業の売上高等の経営動向を把握し、短期的な景気、雇用動向等の判断材料とするとともに産業構造政策、中小企業政策の推進及びサービス産業の健全な育成のための資料を得ることを目的として1987年12月にスタート(「パチンコホール」への調査は2000年1月から)。調査業種に属する業務を営む企業(又は事業所)で、調査業種の全国年間売上高の概ね70%をカバーする売上高上位の企業(又は事業所)を対象に調査を行い、毎月公表している。

経済産業省


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