一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟(MIRAI)は19日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京において設立総会を開催した。総会には、関係者約150名(オンライン35名含む)が参加し、新団体の船出を祝った。
冒頭、東野昌一代表理事が登壇し、「ぱちんこに向き合う。娯楽を考える。私たちが、未来図を書き変えよう。」と設立趣旨を高らかに示した。総会では役員選任承認の件を上程し、満場一致で議決。その後、臨時理事会を召集、新役員を選定し、代表理事2名という双頭体制と、副代表理事11名の新執行部を紹介した。
同団体は日本遊技産業経営者同友会(同友会)と一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)の合併により誕生。会員企業の総店舗数は1000店超と全日遊連に次ぐ規模のホール団体となった。
来賓挨拶に立った警察庁生活安全局保安課の小堀龍一郎課長は、「MIRAI(みらい)という名には、皆様方の様々な思いが込められていると察する。今なお見通しがつかない新型コロナウイルス感染症の影響やその対応、近い将来に始まるであろうカジノとは一線を画したぱちんこのあり方など、新たな変化が起こる中で、業界はその対応が求められている。ぜひ、一般の方々にも目に見える形で未来という名に相応しい取組みを期待している」と述べた。その後、13団体で構成する事となった21世紀会から、阿部恭久理事長(全日遊連)、西村拓郎会長(日遊協)が祝辞を述べた。
新体制を代表して挨拶した加藤英則代表理事は、政策提案、実行する組織という二つの柱を掲げ、「私たちは未来に向け存続していくために、従来の発想を乗り越え、変えていかなければならない。様々な新様式を取り入れ、改革していく」と決意を述べた。
総会後の記者会見では、10月19日からスタートした21世紀会5月20日決議の取組みに対する「通報・確認システム運用」事務局として、MIRAIの初任務となった事を紹介した。
新役員(敬称略、カッコ内は社名)
代表理事
東野昌一(平成観光)、加藤英則(夢コーポレーション)
副代表
金光淳用(ヒカリステム)、保坂 明(ダイナム)、平山 剛(グランド商事・アドバンス)、大石明徳(ニラク)、薛 博夫(富国物産)、合田康広(合田観光商事)、山本芳司(アプリィ)、金本朝樹(アメニティーズ)、趙 顕洙(三慶商事)、平岡聖教(ヒラオカコーポレーション)、浅野哲洋(ダイエー)