パチンコ業界に特化したマーケティングをおこなうシーズリサーチは19日、パチンコ景気動向指数(DI)調査における第82回の調査結果を発表。トレンドウォッチとして「遊タイム機の導入状況」や「高射幸性機撤去後の影響・入替予定」などについて質問し、高射幸性パチスロ機撤去後の稼動への影響について9割以上が「影響がある」と回答した。
本調査におけるトレンドウォッチでは、増えつつあるパチンコの遊タイム搭載機の導入状況や高射幸性機撤去後の影響・入替予定などについて質問。
このうち、遊タイムを搭載したパチンコ機の導入状況は、「導入している」が83.3%、「導入していない」が16.7%と回答。
遊タイム機の導入評価については、「とても良かった 」(7.7%)と「やや良かった」(58.5%)を合わせると6割以上が「良かった」と回答。その理由として、「顧客視点で投資金額に対して目安が付くことが売上や稼動につながっている」「遊タイム機の導入によって、若い遊技者が増えた気がする。パチスロからパチンコへの回遊性 も感じる」「ライトミドル・甘デジでは天井近くで追いかける傾向があり、稼動と客滞率を伸ばしている」「お客様の期待感が感じられ 、今までのパチンコ機に取って代わる可能性がある」といった声が聞かれた。一方、「とても悪かった」(1.5%)と「やや悪かった」(9.2%)を合わせても「悪かった」は1割強にとどまった。
また、高射幸性パチスロ機撤去後の稼動への影響については、「とても影響がある」が59.0%で最も高く、次に高い「やや影響がある」(32.1%)と合わせると、9割以上が「影響がある」と回答。「あまり影響がない」は6.4%、「まったく影響がない」は0%となっており、程度に差があるものの、大半の事業者が影響を受けると考えていることが分かる。
高射幸性パチスロ機撤去後の予定では、「新台と中古機を同程度で入替」(62.8%)が最も高く、「中古機中心に入替」(19.2%)、「新台中心に入替」(9.0%)、「未定」(9.0%)と続いた。実質、最後の高射幸性パチスロ機となる「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」の撤去を目前に控える状況でありながら、どのように対応するか決めかねている事業者が1割近くいるようだ。
ホール企業の収益や売上、粗利などを示す「全般的業況」は、マイナス67.8ポイント(前回比25.7良化)となり、休業要請による過去最大の悪化から回復が見られたものの、3カ月後はマイナス62.6ポイントと、依然として厳しい見通しとなっている。
本調査は、パチンコ業界における景気動向の判定を目的に、2006年6月より四半期毎に実施しているアンケート調査。2020年9月よりエンタテインメントビジネス総合研究所から引き継いだシーズ、 シーズリサーチが企画・実施している。今回の調査は2020年9月10日~9月25日にかけてFAX・WEBで実施し、78企業より回答が得られた。
設定、天井、パチンコに余計なものは流行らない。
回るのが大前提だしね。
遊タイムいらんやろ