日本遊技関連事業協会(日遊協)の人材育成委員会は17日、令和2年度「第3回女性活躍推進フォーラム」を開催。本部会議室を拠点として会員企業など19社をオンラインでつなぎ、女性社員32人が参加した。
セミナーでは、講師の立川美夏子氏(エンビズ総研)が「インバスケット(未処理箱)思考~究極の判断力を身につける」と題して、ビジネス・シミュレーションゲームを実施。制限時間内に主人公の立場になりきり、遊技客からのクレームや部下からの相談など、どの職場でも起こりうるようなアクシデントを処理するための判断力などを養った。
なお、今回は「たこ焼き屋」の3号店オープン初日におけるアルバイト店長の立場を想定。開店1時間前と迫る中、次々と起こる10のアクシデント(冷蔵庫の不具合、食材の品質が気になる、行列のクレームなど)をどう処理対応していくか、各グループで優先順位のつけ方を話し合い、チームワークづくりにも活かした。
同フォーラムは、女性も働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業、業界人づくりの一環として人材育成委員会が企画開催している。会員企業の枠を超え、女性社員同士が一緒に現状の課題抽出や改善策の模索、キャリアプラン、ワークライフバランス等について考えテーマをまとめていく。今年度は初めてオンラインによる開催となり、コミュニケーションツールの習得含め、5回開催。2021年2月に予定する5回目には、各グループでのプレゼンで総仕上げを予定している。