一般社団法人日本iスポーツ機構(NiS)は15日、オンラインによる記者発表会を開催した。
iスポーツとは、パチンコ機の取付けを一定のルールで競技化して、スピードと正確な技術を競い合うスポーツ。取付け・入替えを意味する英語の「install」の頭文字から名付けた。同機構は、昨年11月12日に遊技業界とスポーツに身を置く有志によって設立され、現在は理事6名、事務局長1名で運営している。
大原弘代表理事は、業界活動が目的ではなくスポーツというカテゴリーで社会に情報発信することにウエイトを置いた団体であることを強調し、「私共はiスポーツを通して人々の競技力及びスポーツ精神を向上させ、健やかな社会とスポーツ文化の発展に貢献していく所存。近い将来には日本国内だけでなく、国際的な競技大会の開催も目指し、積極的な施策を継続して打ち出して実行していく予定」と述べ、当面は競技に参加するために必要な「iスポーツ健康アドバイザー」の資格取得者1万人を目標に取り組んでいくとした。
最後に「新型コロナウイルス感染症が世界的に流行して、人々の生命と社会経済生活に深刻な影響を及ぼしている中でのスタートとなるが、競技に参加する人、観覧する人の笑顔が広がり、世の中を元気にする一助になりたい」と語り、協賛企業、賛助会員ならびに競技への参加を呼びかけた。
なおNiSでは、iスポーツ競技大会の競技方法、競技ルールの周知するため、2月20日に東京都板橋区のP-SPACEにおいて「iスポーツ競技体験会」を開催する予定。