宮城県遊技業協同組合(宮城県遊協)は1月28日、宮城県仙台市のパレスへいあんにおいて新春経営者研修会を開催。席上、社会福祉施設や県民の安全安心に貢献する7団体へ総額180万円を贈呈した。
挨拶に立った竹田隆理事長は、旧規則機の撤去に関して1月15日の全日遊連全国理事会における警察庁小堀龍一郎保安課長の講話内容や、日工組、日電協、全商協、回胴遊商の4団体の代表から21世紀会議決議に至る経緯等についての説明があった事を報告。そのうえで「旧規則機の撤去は業界が一丸となって約束を守らなくてはいけない。宮城県遊協は全日遊連の決定を遵守し、法令を遵守し、約束を遵守する組合であり続ける」と呼びかけた。
研修会では、宮城県警察本部暴力団対策課の瀧浦浩課長補佐と宮城県警察本部生活安全企画課の松川光太課長補佐が講話。このうち「健全営業の推進等について」を演題に講演した松川課長補佐は、「パチンコへの依存問題対策の推進」「改正規則に伴う旧基準機の完全撤去と出玉規制強化の遊技機の導入」などについて言及。業界に与えられた課題を着実に行う事が社会からの支持につながるとの考えを示し、「健全な大衆娯楽をより強くイメージしてもらうためにも、守るべき事は守る営業を行っていただきたい」と述べた。
新年講演会ではチャンスメイトの荒井孝太代表取締役が「開発者が語る2021年トレンド予測と機械性能についてのポイント」をテーマに、遊技機開発に携わる自身の職種から見えてくる遊技業界の現状と今後の展望について語った。その中でパチンコ機のトレンド予測として、「総量出玉の計算方法が変更となったこともあり、引き続き期待できるスペックが続々とリリースされる」と見通した。また、パチスロ6.1号機については「油断は禁物」としながらも、「適合率のアップが見込める」「出玉性能の向上」「コイン単価上昇」と位置付けた。